第六管区海上保安本部は、大規模災害発生時における円滑な相互協力を行うことを目的として、海上自衛隊呉地方総監部との間で「第六管区海上保安本部と海上自衛隊との海上における災害派遣に関する細目協定」を締結しており、津波被害等これら大規模災害によって民間の給油施設が使用できない場合には捜索救助等にあたる巡視船艇・航空機に対する海上自衛隊艦艇等からの燃料補給等の援助を要請することができます。

この協定に基づき、令和4年10月には、広島航空基地回転翼航空機「せとわし」を洋上の海上自衛隊輸送艦「おおすみ」へ着艦させ、燃料補給に使用するホースや給油ノズル、燃料補給時の手順などを確認する訓練を、また、12月には、海上自衛隊多用途支援艦「げんかい」から呉海上保安部巡視艇「くれかぜ」に、実際に軽油を補給する訓練を実施しました。

第六管区海上保安本部では、今後も海上自衛隊との連携訓練を重ね、大規模災害発生時に迅速かつ的確な対応ができるよう災害対応能力の維持・向上に努めていくこととしています。

輸送艦「おおすみ」に着艦した「せとわし」

輸送艦「おおすみ」艦上での打合せ

多用途支援艦「げんかい」から巡視艇「くれかぜ」への軽油補給訓練